人生が、ラブストーリーでありますように。

【203日目】
ドイツ・ケルン(Köln/Cologne)

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12月24日

 

積もる話をたくさん話し合った昨晩。

と言ってもお互いの近況は既に知っていたのだけれど。

 

私の旅がもうすぐひと段落を迎える話をしたら
次は僕が日本に行くよと、ピーターが言うのでした。

 

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ホテルの素敵な朝食をお腹いっぱいになるまで食べ、
今日も2人でケルンの街をのんびり散策することにしました。

 

空は雲がかかって、すっきりとした天気とは言い難い今日。

聖なる日の前日の今日、24日。

クリスマスイヴなのに、なんだか通りがそこまで華やかじゃないのは
天気のせいでしょうか。

 

あまり多くない人通りをぶらぶら歩きます。

そしてケルンの目玉、ケルン大聖堂に到着。

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昨晩訪れた時は、ケルン大聖堂の隣の広場で素敵なクリスマスマーケットが開かれていたけど
今そこを見ると、せっせと片づけをしている人たちが何人かいるだけでした。

 

ケルン大聖堂は、空にそびえるように本当に大きくて、
カメラの枠に入れるのに、何歩も後ずさりをしなければなりませんでした。

 

こんなことを言うのもなんだけど、
長いヨーロッパ旅の間に、こんな感じの教会とか荘厳な建物を何度も目にしてきたので
別に今更ケルン大聖堂に何か感銘を受けるわけでもなく、
ふ~ん、大きいね~、ぐらいの感想しな言えない私は、凡人ですが、何か。

 

 

そして中に入ります。

高く吹き抜けてる天井が開放的な空間です。

多くの人がいました。

お祈りをしてる人もいれば、観光客らしき人も。

キャンドルを灯す箇所がいくつかあって、
暗がりに無数に灯るキャンドルがキレイでした。

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ピーターと私、お互いにカメラが好きな者同士、
この厳かな場所で、あぁでもないこうでもないと、思い思いに不失礼に写真を撮りあいます。

 

 

せっかくなので、私も少しの間だけ物思いに耽ることにしました。

旅を始めて既に半年以上が経っています。

それはあっという間だったような、長かったような。

日本から地球を半周、私は今ドイツにいる。

そして隣には偶然に出会い、そして3度も会うことになったピーターがいる。

 

ただただ、出会いの不思議を想うのでした。

 

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ケルン大聖堂を後にして、2人は川の方に向かいました。ライン川です。

 

ライン川に架かってる橋、ホーエンツォレルン橋(Hohenzollernbrücke)に向かいます。

 

たどり着くと、とーってもカラフルな景色が目に入りました。

 

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これ、全部、南京錠です。

数えきれないくらいの南京錠が金網に付けられています。

もうこれ以上はかけられないくらい、隙間もなくびっしりと南京錠。

 

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これは、永遠の愛を誓い合ったカップル達が、
自分たちの名前を刻んだ(書いた)南京錠をかけにかけ、これだけの数になりました。

 

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こんな風に、橋の上等に南京錠がかけられてるのを見るのは初めてではありません。

世界中のあらゆる所で見かけました。

そこは、欧米人が来そうな観光スポっトなどです。

 

日本では、こんな風に南京錠に願いを込めるのは、あまり馴染みがありませんが
欧米人には、よくある行為なんでしょうかね。

 

橋の全長は定かでありませんが、短くない長さの金網を
目で見える範囲でずっと、この南京錠の群れがずーっと、続いています。

 

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この南京錠、全部でいくつあるんだろう。

何万、何百万、何千万ってあるんだろうな。億とかあるんじゃないかな。

だれか超絶に暇な人、数えてくれないかな。

 

 

でもこれ、伝統的なおまじないとか、そんなわけではなくて、
大迷惑な行為らしいです。

この橋の金網も、定期的に川に捨ててるらしいですよ。

でもこの数。どんだけ。

 

凄まじい愛の多さに絶句し、その場を後にしました。

 

 

 

そして再びケルン散策。

 

昨日の夜通った道も通りましたが、
なんだか街は華やかさとは程遠く、なんだか物寂しい感じがします。

開いてないお店がとっても多いし、
開いていても、14時を過ぎるとどんどんお店を閉めていくのでした。

 

クリスマスイヴ、クリスマスが本番で、一番の盛り上がりを見せる日本の街並みと比べると
なんだか真逆の傾向ですね。

本番の今日明日は、お休みを取って家族や恋人とおうちでゆっくり過ごすんでしょうか。

 

 

 

街中をゆっくりと歩いて、
明日ケルンを発つ予定を立てるために駅の方に向かいました。

駅はさすがに、人で賑わっていました。

 

 

 

夕方になる前に、私たちはホテルに戻り、
2人で映画を見たり、のんびりと過ごしました。

 

 

夕食は、ホテルの中にあるレストランを予約していて、
そちらでディナーを頂きました。

 

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少ない荷物の中からそれなりに見栄えのする服装を引っ張りだし、
素敵な雰囲気の中で、クリスマスディナーを堪能します。

 

 

アルコールも入り、和やかに楽しく食が進んでいった、その最中。

 

 

私がミュンヘンからケルンに来ることになった経緯の話になり、
会話の流れが少し不穏な方向に進み始めます。

 

いつもいつもピーターのこういう所が大嫌いっていう部分が現れてきます。

こんな時に喧嘩なんかしたくないけど
お酒の力も手伝って、ついついエスカレートして口調も尖がったものになります。

そしてピーターが口にした一言で、一気に心が冷えました。

 

いきなり黙り込んでただ睨みつける私に、
ピーターは自分が口を滑らせたことに気付いて必死に取り繕うとしますが
私は、なんだかどうでもよくなって、ただただ心が冷めていくばかりでした。

 

 

後味悪いディナーの後、部屋に戻ります。

ピーターは何度も何度も謝って、機嫌を直そうとしてきました。

私はもう別に怒ってるわけではなかったし、
なんだか一気に冷めたというか、目が覚めたというか、どうでもよくなったというか
別に激しい感情があったわけではなくて、いきなり淡泊になったというか。

 

「別に怒ってない。」

私はそう言うんだけど、どうしてもピーターは納得してくれない。

「でも笑ってないよ。笑顔がない」

「別に・・・」

エリカ様ばりの冷たさで返すばかりでした。

 

 

あまりにも必死に機嫌を直すように懇願してくるピーターにだんだんほだされてきて、
しかもせっかくのイヴの夜にこんな雰囲気になるのも後味悪いし
そして何よりも、私はもうすぐヨーロッパを後にします。

これまで奇跡のようにピーターと再会を繰り返してきたけど
この後は、きっと長い間会えなくなるのです。

さっきの彼の一言にはかなり傷つけられたけど
ピーターと会う最後の夜に免じて許してあげようかと思いました。

 

じっと見つめてくる彼の目を見つめ返しました。

そこには、言葉以上の強い思いが映し出されているような気がしました。

とても真剣な目をしたピーターがそこにいます。

 

そんな眼差しを見ていたら、なぜか涙が溢れてきました。

 

自分の言葉で傷ついて泣いてるんだと思ったピーターは
何度も謝罪の言葉を口にしながら優しく背中をさすってきます。

 

でも、そうじゃない。

 

この想いに蓋をしたがっている自分を強く感じながら、
どうしたらいいのか、どうしたいのか、分からなくて益々涙が溢れてくるのでした。

 

 

人生で25回目のクリスマス・イヴ。

異国の地で過ごした聖なる夜。

思い返せばこの時に心にのせた大きな重しは、今もしっかり働いているのを感じています。

 

 

 

つづく。

 

 

 

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人生が、ラブストーリーでありますように。(明治製菓CMより)

 

 

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