地球ってすごい。【砂漠ツアー中編】

【193日目】
モロッコ・西サハラ砂漠の真ん中で

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12月14日・15日

 

砂漠の中、ラクダにまたがり奥へと進む。

しばらくするとラクダを降り、徒歩にてさらに奥へと進む。

たどり着いたのは、砂漠の真ん中に佇むいくつかのテント。

私たちの今夜の寝床です。

 

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そのうちの一つのテントの中に入ります。

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中に入った第一声。

「あつっ!!」

 

テントのまわりは黒い布で覆われていて、太陽の熱を中に吸収します。

テントの中に入ると、もわっとした熱気が全身をおそいました。

とてもじゃないけど、中にいてくつろぐなんてできません。

扉となる布部分を開け放して、熱が逃げるまで、外にいてぶらぶらしていました。

 

 

砂漠の気候ですが、今のところは快適です。

半袖になるには寒くて、厚着するほど寒くもない、という感じです。

日向ぼっこするとぽかぽかしていい気分になります。

裸足で砂の上を歩くと、表面の砂は暖かくて気持ちがいいですが、
少し砂を掘り起こすと、その砂はひんやりとしていて踏むには冷たいです。

 

 

 

唯一石で造られた建物の中では、ハッサン(ガイド)が早速お昼ご飯を作ってくれています。

特にやることもないので、というかお腹すいたので
マーク(ドイツ人)と2人でハッサンの昼食づくりを見学していました。

 

そして出来上がった昼食。

ハッサンの手作り。

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最初にサラダが出てきました。

私はタマネギとピーマンが嫌いなので、マークが全部食べました。

マークは魚が嫌いなので、私が全部食べました。

トマトとキュウリは2人で分けて食べました。

 

続いて、トマト味のスクランブルエッグのようなものが出てきました。

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パンと一緒に食べました。

美味しかったです。

 

お腹いっぱい食べて、ハッサンにごちそうさまとお礼を言って、
後片付けを手伝いました。

 

夜ご飯までは、自由時間です。

ハッサンは、少し登った砂丘の所で、横になって昼寝をしていました。

 

マークは気づいたら、どこかに行っていて姿を見かけなかったので、
私もぶらぶらすることにしました。

 

ハッサンに、あの砂丘の上に登って夕陽を見るといいよと勧められたので、
とりあえず、その砂丘に上ってみることにしました。

 

その砂丘は、テントから見て、陽の落ちる方向にそびえたっています。

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実際にその砂丘にのぼって、テントを見下ろした図。

かなりの急勾配を登らなきゃいけないんですね。

 

この頂に向かって真っすぐ進み始めたんですが、
とてもじゃないけど、直進して登り続けるのはかなり、かなり大変でした。

砂の上り坂をあがるのは、かなり骨が折れます。

 

すぐに体が火照ってきた私は、まっすぐのぼるのを諦めて、回り道をしてのぼることにしました。

 

その頂に伸びる稜線の、一番低いところを目指して歩きます。

たどり着いて、その頂の方を見る。

 

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ほわぁ・・・・(゜o゜)

 

この写真の右側、影が伸びるその下に、私たちのテントがあります。

 

この写真の反対側を振り返る。

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私たちご一行が、通ってきた道です。

 

 

そして、もう一度振り向いて、一番高くなっているあの頂になっている方へ足を進めます。

 

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誰の足跡も残っていない、きれいな砂紋の上、ゆっくりと一歩一歩足跡を付けていきます。

 

この感じ、雪が降り積もった地面に一番最初に足跡をつける、あの昂揚感に似ています。

 

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少しずつ高度があがると、砂の景色も徐々に変わりはじめました。

 

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ちなみに、上にあがるにつれて、風が強くなってきました。

砂がまきあがられて、自分がつけた足跡を少しずつ少しずつ消していくようです。

 

 

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一番高くなっている所まで来ました。

絶景が広がっています。

 

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すごい。

 

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なんだか、クレーターのようですね。

丸く窪んでる箇所を見ると、ふと”蟻地獄”を思い起こします。

蟻地獄では、ないんですけどね。

 

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すごい景色が広がっています。

自分の目で、こんな景色が見れるなんて。

やっぱり。

やっぱり、地球ってすごいです。偉大です。

生まれてきて良かった、と心から思いました。

 

 

 

目をこらして、四方の砂漠を、くまなく、眺めまわしました。

そして発見しました。

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砂丘の終わりです。

砂丘の向こう側に、人の営みが見えました。

私たちが来た、ハッシラビエドの村です。

(写真じゃ、あまり見えないですね。)

 

 

 

砂の上に腰かけて、風に吹かれて、
この贅沢な景色を一人たっぷりと堪能していました。

 

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自撮り、記念撮影。

 

 

声をかけられて、後ろを振り返ると、
マークがあの急斜面の坂道を、息を切らして登ってくるところでした。

すご。

 

 

2人で腰かけて、砂漠をただひたすら眺めていました。

太陽はまだ少しだけ高い位置にあります。

 

でも二人とも、一度ここを降りてもう一度戻ってくる元気なんてないので
陽が沈むまで、色んな話をしながら、ゆっくりと過ぎる時間をつぶしていました。

 

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マークは、ドイツで教師をやっています。

今は、10日間の休暇中で、それを利用して、LCCでドイツからモロッコに旅行しに来たんだそうです。

仕事に就く前は、ヨーロッパをぐるっと旅していた経験をしていて、
何ヶ月も旅をしている私をただただ羨ましがっていました。

 

私から見たら、仕事をしているのに、10日間も休みがあることがただただ羨ましいんですけどね。

このことは、アジアを旅してたくさんの欧州人ツーリストと会ってきた時から感じていました。

欧州では、とにかく休みが長い。

平気で2,3週間、へたしたら1ヶ月間、中には2ヶ月間休みをもらってるなんていう強者もいます。

 

ヨーロッパ人は”休暇”というものをとても大切にしています。

仕事とプライベートにはっきりとメリハリを付けます。

生きていくために仕事はするけど、仕事に人生を捧げる人はほんの一部です。

生活のために仕事でお金を稼いで、そしてきっちりと休みを満喫します。

 

私たち日本人は、会社に勤めたら、長い休みを取るなんて夢のまた夢だよ。

2,3週間なんてとんでもない、1週間の休みだってほとんどの人は取れない。

1ヶ月休みが欲しいなんて思えば、もう仕事を辞めるしかないんだよ。

 

そんな風に私が言うと、ありえない・・・と大抵の人は驚きます。

日本人はなんて勤勉なんだ、と称賛する言葉が続いたりもします。

 

私たちが納得する形で、そんな生活をしているならいいんだけどね。

日本で働くことの難しさ、大変さをやっぱり改めて痛感するのです。

強く伝えたいのは、世界は日本だけじゃないってこと。

働く場所は、世界中にあるってこと。

です。はい。

 

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とか、そんな人間臭いことを、人間の気配が薄い、砂漠の真ん中で、二人で話し合うのでした。

おかしなものだね、と二人で笑いあうのでした。

 

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上の写真、マークが撮ってくれた、お気に入りの1枚です。

砂漠に行くなら、なんかそれっぽい恰好がしないな、と考えていました。

気分を高揚させるために、外見も決めていきたいな、と思っていました。

色々と準備する時間がなかったから、持ってる服で様になるようにきめたら、こんな恰好になりました。

風に揺れるスカートが素敵だね、ってマークが褒めてくれました。

照れる。

 

 

そんなこんなしているうちに、気付けば、太陽は徐々に傾いて、
地平線に沈もうとしていました。

 

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正直、高いところに登り続けて、
太陽が今まさに沈もうとしているのは、砂じゃなくて、山だったりします。

西サハラから見た西側は、砂漠じゃないもんね。

 

太陽が空にある時は、その動きを別段早いと感じはしないのに、
地平線に沈もうとするときの太陽の動きは、なんであんなに早く感じるんでしょうか。

不思議です。

 

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そして、夕焼けは、太陽が沈んでからの方が美しいというシナリオもいつも通り。

 

今日も素敵な地球に、感動できました。

ありがとう。

 

砂漠の終わりに見えるハッシラビエドの村にも、夜の灯りがともりました。

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陽が沈みきったら真っ暗になって危ないから、今のうちに帰ろうか
とマークにうながされ、テントの方に戻りました。

 

頂からテントめがけて、まっすぐに駆け下ります。

油断したら、コロコロ転がって落ちてしまいそうでした。

楽しかった。笑

 

 

戻ったら、ハッサンが夕食の準備をしていました。

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砂漠の真ん中にしては、結構立派なキッチンですね。

ガスとか使ってますね。

ちなみにここに台所はありますが、トイレ等はありません。

いわゆる青空トイレですね。

シャワー?そんなものあるわけありません。

 

 

マークとひたすらハッサンの見学をしつつ、少しお手伝いをして、いざ夕食。

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今日のメニューは、野菜のタジン鍋です。

正直、お昼ご飯が少し遅かったので、あまりお腹がすいていなくて
2人で苦行のように少しずつお腹におさめていったのを覚えています。

美味しかったけどね。

 

 

夕食後は、ミントティーを飲みながら、3人で雑談。

と言っても、ハッサンはあまり英語が話せなかったんですが。

そして、どこからか楽器を取り出して、
その太鼓のようなものを叩きながら、歌声を披露してくれました。

低く、あまり抑揚のないメロディーが、情緒感たっぷりで、
しみじみと聞き惚れてしまいました。

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その後3人で、ひとしきり楽器で盛り上がりました。

リズム感のない私には、太鼓は苦手すぎました。

 

 

しばらくして、そうだ、星が見たい!と言って、みんなで外に出てみました。

しかし。

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空一面、見事なまでに羊雲のような雲が覆っています。

しかも、満月が、満月が、さんさんと輝いています。

あちゃー。

 

星が見えないと落ち込む私に、
もう少し時間が経てば、雲はなくなるよ、とハッサンが慰めてくれます。

 

きっと夜中くらいの時間になれば、星も綺麗にみえるよね、とマークと話し合い、
夜中0時に起きて、星をみることにしました。

 

時間はおそらくまだ20時くらいだったかと思いますが、
夜中に備えて、その日は早々と寝ることにしました。

 

4つあるテントのうち、1つはご飯を食べる所、
残り3つが寝る用のテントでした。

私とマークでそれぞれ1つずつ使いました。

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私用のテント。中はすごく広かったです。

2人は眠れる敷布団が2つありました。

 

テントの中は極寒でした。

マフラーだけをはずして、上着その他諸々を着たまま、ふとんに潜り込みました。

掛け布団は、布団ではなくて、重たい毛布でした。

それが5枚くらい重ねられています。

潜り込んでしばらくすると、自分の体温で布団の中が徐々に温まってきました。

 

何の物音もしない、本当の静けさの中、
目を閉じてるのか開けてるのか分からないような暗闇の中で、
気付けば、落ちるように眠りについていました。

 

 

つづく。

 

 

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