【スペイン】野宿の危機。

【186日目】
スペイン・マドリード→グラナダ(Granada)

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12月7日(土曜)

 

■バス、乗り遅れる。

 

マドリード2日目の朝、
お世話になったデイビッド(カウチサーフィンのホスト)に別れを告げ、
メトロに乗ってバスターミナルへと向かいました。

 

私がこの後向かうのは、マドリードを南をくだった所にあるコルドバという場所です。

昨日のうちにバスのチケットも購入済みでした。

 

10時発だったのですが、9時ぐらいまでデイビッドの家にギリギリまでいました。

というのも、例のごとく、コルドバでも宿が見つけられず、
カウチサーフィンの返事待ちをしていたからです。

 

出発ギリギリまでデイビッドのWifiを使わせてもらったんですが、
結局誰からも返事がもらえませでした。

 

仕方ないので、宿をどうするかは後で考えるとして、
大急ぎでバスターミナルに向かいます。

 

 

そしてここで、大誤算。

 

デイビッドの家からバスターミナルまでメトロを2度乗り継がなければいけないんですが、
接続時間に15分近く待たされ、
乗り換え駅で5分以上移動しなければならないことを失念していて

結果。

 

はい、乗り遅れました。

 

 

切符の窓口に詰め寄って、少し引き下がってみましたが
もちろん代金の返金等、してくれるわけもなく、はい、さようなら18ユーロ(T_T)

 

 

この時、私にはいくつかの選択肢がありました。

①マドリードにもう1泊する

②次の出発時間のコルドバ行きのバスチケットを買う

③行先変更。グラナダへ向かう

 

①に関しては、せっかくマドリードに来たのに結局街を見ることができなかったので
どうせならもう1泊して街歩きをするという選択肢です。

②は予定通り、コルドバに向かう選択肢。

③は、コルドバを諦めて、その次に行こうと思っていたグラナダに向かうという選択肢です。

 

 

ここで一番ネックになったのは宿の確保でした。

 

絶賛祝日中のスペインは、人が溢れかえって、お出かけムードです。

ホテル等が軒並み満室になっております。

 

①に関しては、一度デイビッドにもう1泊をお願いしてみたのだけど、
今日は用事があってでかけるからと、既にカウチサーフィンを断られています。

②は、さっきも書いたように、コルドバでの宿は見つけられず
カウチサーフィン相手も探してはみたものの返事なし。

③は、数日前に予約サイトで見た時、10ユーロ前後の安宿がいくつかあったのを覚えています。

 

 

マドリードもまだ名残り惜しかったし、
コルドバもできるなら行ってみたかったのですが、
泊まる所がないのはかなり困るので、結局、グラナダへと向かうことに決めました。

 

 

 

■マドリードのバスターミナル

 

依然にも書きましたが、マドリードには大きなバスターミナルが複数あります。

行先によって出発するバスターミナルが異なります。

 

バルセロナからマドリードに到着した場所は、
Avenida de America」というメトロにあるバスターミナルです。

 

ここではコルドバ行きのバスチケットが買えなかったので
南にある「Estacion Sur de Autobus」というバスターミナルに向かいました。

ここの最寄駅は「Mendez Alvaro」。

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コルドバやグラナダに向かうバスのチケットは「Secorbus」というバス会社で売られています。

 

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マドリード発コルドバ行き、18ユーロ(約2,500円)
マドリード発グラナダ行き、18.65ユーロ(約2,600円)

 

コルドバもグラナダも2,3時間に1本という頻度でバスが出ています。

 

この時、時刻は10時半。

グラナダへは14時のバスで向かうことにしました。

 

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それまでの間、もう一度街に戻ってWifiをつかまえて情報収集します。

 

この時、グラナダでの宿を探していたのですが、やはり以前に見た10ユーロ前後の安宿たちは
満室になったからか検索に引っかからなくなりました。

残されてるのは30ユーロはしてしまう宿ばかり。

 

予約しようか、どうしようか悩みましたが、
現地に行って歩き回って探した方がもっと安い宿を見つけられるだろうと考えて
結局予約せず、宿の場所だけ確認して、グラナダに向かいました。

 

 

 

■グラナダ到着。いざ宿探し。

そんなわけで、バスに揺られることわずか 時間、17時過ぎにグラナダに到着。

 

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マドリードと違い、グラナダは凍える寒さがなくなり、過ごしやすそうな気候でした。

 

街の西側にあるバスターミナルからバスに乗って中心地に向かいます。

降りる場所がよく分からなかったので、雰囲気で適当にバスから降りました。

そこから徒歩で、目星を付けていた宿に向かいます。

 

 

「部屋は空いてますか?」

「すみません、満室です」

「じゃーこの辺にあるホステル等があったら教えてください」

「いくつかあるけど・・・・・・・・・今日はむりだと思うよ・・・(´・ω・)」

「・・・・・え・・・・・(´・ω・)?」

「今日、明日まで祝日だからどこもフルだと思うよ・・・(´・ω・)」

 

・・・・・・・・。

 

まぁそんな予感は、わたくし、してたんですけどね・・・。

でもこの時は、まだどこか楽観的だった私。

 

 

その後、その宿に紹介してもらったホステルに向かいましたが、あえなく満室。

さらにそのホステルに紹介してもらったホステルにも向かうがここも満室。

 

 

どの宿の人たちも、「え、今からここで宿探すの!?」という驚きの表情をしております。

その憐みにつけこんで、「ロビーでもいいから泊めさせてくれないですか・・・(T_T)?」と打診してみるも
「それはできないんですよ・・・・」と、なんだかマニュアル対応で撃沈。

 

 

その後、一番最初に行ったホステルに戻って、次の日の部屋の予約をさせてもらって
重たい荷物を宿で預けてもらうことにしました。

そして何とか頼み込んで、その宿のWifiを使わせてもらうことに成功しました。

 

予約サイトでグラナダのこの中心地付近にあるホステル・ホテルを全てメモして、いざ夜の街へ。

 

IMG_0610 (1024x682)

 

もうすぐクリスマスが近いこともあって、街は華やかなイルミネーションで飾り付けられています。

休暇を満喫する人たちが、楽しそうに街を歩いています。

そんな中私はメモと地図を手に携え、早足でそれらの人々の間を駆け抜けます。

 

 

メモしてきた宿だけでなく、目についたホテルも片っぱしから回りました。

もう値段とか関係ない。どこでもいいから泊まりたい。

 

でも私の楽観視を殴り飛ばすように、帰ってくる言葉は全て「フル」。

 

あ、あれー(-_-;)

 

・・・・・・・まじで?

 

 

 

■初めての野宿を覚悟

 

まわったホステル・ホテルが10を数え、オール満室に気力が萎えきった頃
そういえば私、グラナダに到着してからまだ何も食べてないんだということに気づき、
お腹の減りが抑えられなかったので、今度はWifiが使えて、かつあまり人が賑わってないお店を探しました。

 

今の心境では、人の笑い声溢れる場に行くのがつらいのです。

 

 

大通りから外れたところに見つけた、こじんまりとしたレストランに入ります。

 

IMG_0613 (1024x682)

とりあえず、ビールとタパスを注文。

 

タパスっていうのは、たぶん正しくないかもだけど、お通しみたいな感じで、
ビールとセットで頼むと、結構安かったりします。

こちらは蒸かしたじゃがいもの色々のっているタパスです。

ビール、タパスセット2ユーロ(約280円)。

 

 

 

この時、時刻は既に21時過ぎ。

 

私は今夜の宿を見つけるのはもうほとんど諦めていました。

もう、野宿の覚悟をしなければいけないな、と思っていました。

 

宿探しは諦めて、どこか夜を明かせそうな場所がないかを探さなければいけないな、と思いはじめていました。

 

 

野宿をするにしても、スペインは冬。

南部に位置するグラナダでさえ、夜の今のこの時間肌寒くて
とてもじゃないけど外で夜を明かすことはできません。

 

屋内で過ごせる場所と言ったら、旅人の強い味方、マクドナルド。

でもマックは、歩いて行ける範囲にはありませんでした。

 

あと残されたのは、バスターミナルや駅などの公共スペースです。

バスターミナルは遠くて行けないからどうしようかと思ってたら駅が歩ける範囲だったので、
私はその駅で野宿することを決心しました。

 

 

あぁ・・・野宿。・・・のじゅく。

 

私、今までの旅で色んなことがあったけど、野宿はしたことなかったな。

空港泊とかは何回かしたけど、こうやって宿が見つからなくて野宿せざるを得ないのは初めてだ。

 

 

 

凍えながら夜の街を歩き、ひとつ、またひとつと消えていくお店の明かりを見ながら、
”寝る場所の大切さ”ってやつをつくづくと痛感するのです。

 

それは突き詰めていくと、”帰る場所”のありがたみってやつです。

帰る場所、戻れる場所、安心して休める場所があるから、
知らない土地、真新しい出会いに感激して、楽しむことができるんだなーと。

 

 

・・・私、なにやってんだろ・・・。

 

あの時、マドリードで、高くても宿の予約しとけば良かった・・・

14時発のバスじゃなくて、もっと早くグラナダに来てれば良かった・・・

そんなこと考えたってしょうがないんだけど。

 

 

お腹がすいていたはずなのに、結局、不安感からか何も食べる気になれず、
ビールとじゃがいもだけで粘り続け、23時頃ようやくお店を後にしました。

 

 

向かったのはグラナダ駅。

人で溢れていた道も、人通りが少なくなり、私の孤独感を一層あおり立てます。

 

 

駅に向かって歩くこと約15分。

路地の暗がりの中で、明るく光る「HOSTEL」という看板を目にします。

 

「ここにもホステルがあったのか・・・」

 

最後の悪あがき。

ダメ元で空室があるか尋ねてみることにしました。

 

 

「あのー・・・部屋空いてますか・・・?」

「あらっ!ドミトリーならベッドが一つ空いてますよー!」

 

 

 

 (゜_゜)

 

 

 

 

 

Σ(゚д゚;)

 

 

 

 

 

 

ヾ(≧□≦。)ノ

 

 

 

IMG_0618 (1024x682)

 

神よ、あなたに感謝します。・°°・(((p(≧□≦)q)))・°°・。

 

 

 

そのベッドは、その日の夜にキャンセルされたんだそうです。

 

こんな夜更けに宿探しにやってきた私に
「あなたは運がいいわね」とスタッフが温かい笑顔を向けてくれます。

 

 

 

屋根があって、ふかふかのベッドがあって、枕に頭をつけて横になれる。

 

なにここ、天国ですか?

 

 

 

感謝と感激に胸を震わせながら
いくばくかの数滴が枕を濡らしたそんな夜、どんな夢を見たのかは覚えていない。

 

この現実以上に幸せな夢がありましょうか、いいえ、ありません。

 

 

 

つづく。

 

 

 

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